雑記 植木屋と庭師
日報だけだと面白くないので、時々は雑記というかたちで書きたいと思います。
今日は植木屋と庭師という職業について少し書きます。ほぼ同じ職種であると一般には認識されていると感じるのですが、実際そうであり、どちらでもよいようなものなのですが、業界内では庭師至上な雰囲気があります。向上心の強い職人であれば庭師と呼ばれたい、庭師と名乗りたい、そう願う人も多いです。ですが自分は、植木屋さんと呼ばれる方が嬉しく、「植木屋です」と名乗れることに喜びを感じます。それはなぜか、確かに仕事では庭全般の工事や維持管理を主に行っていますが、個人的な興味の対象は庭より植木、メインは「木」なんです。ですから屋号も岩橋植木にしようかと本気で思案したくらいです。有名な庭師さんでも明らかに不適切な植栽をしていることもありますし、逆に素晴らしい庭が、実は田舎のごく限られた地域でのみ活動するフリーの植木屋さんが手掛けたものであったりするのです。
大事なのは肩書きではなく心意気だと思うのです。
秘すれば花なり 秘せねば花なるべからず
この分目を知ること 肝要の花なり
- 作者: 世阿弥,野上豊一郎,西尾実
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1958/10/25
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 39回
- この商品を含むブログ (77件) を見る