雑記 植木鋏
気まぐれで久々に道具の整理をすることにし、重い刃物箱(ハサミやノコギリなど刃物だけをまとめてある)を抱え出して中を掻き分けていると、破損した鋏が次々に出てきました。
刈込鋏(両手で使う大きいハサミ)や剪定鋏は何年も問題なく使えているのですが、肝心の植木鋏(写真)は年に1丁くらいのペースで折れてしまうのです。
おそらく原因は、最近になってわかってきたのですが、刃を滑らせながら切るからだと思います。切りたい枝をハサミで挟み、握力でバチンっ!と切るのが普通ですが、硬い枝や少し太い枝を切る場合に、無意識ですが枝を挟んだ刃を包丁のように滑らせながら切ることが頻繁にあります。引き切りと呼んでいるのですが、これを多用すると折れるのが早い気がします。握力のみで切るより断然軽く切れるのですが、柄の部分にかかる衝撃が強すぎるのだと思います。
引き切りの癖を直そうとしましたが、長年の癖がそう簡単に直るわけもなく、最近は少々重くてもよいので頑丈な鋏はないものかと探しています。かといって、高価な鋏は折れるのが心配でなかなか手が出せないでいるのです。
決して岡恒さんの植木鋏が折れやすいわけではありません。10年以上使い続けている職人さんも多くいますし、費用対効果を考えると、よく使われているのも納得です。
- 出版社/メーカー: 岡恒(オカツネ)
- メディア: その他
- この商品を含むブログ (1件) を見る